メガネ処方

メガネを買う前に、「見えづらさ」の原因を眼科でしっかりチェック

正しいメガネの選び方

眼科ではメガネのフレーム部分は置いていませんが、パソコンを多用するデスクワークの方向けにストレスを軽減するような機能を持つレンズが登場するなど、ライフスタイルの変化に合わせてメガネも変化を続けています。
かつてに比べて、焦点を置く位置を柔軟に選べたり、広い範囲の視野をカバーできたり、レンズの性能も高くなっています。
選択肢が多くなるからこそ、患者さんとの対話がとても大事になります。
思いを汲み取り、数あるものの中から患者さんが満足いくものをプロの目線で提案していきたいと思います。

眼科でメガネを処方する理由

メガネを作る際には眼科を受診するよう日本眼科医会は推奨しています。
たいていの方は、目が見えづらくなると「メガネをかければ見えるようになる」と考えられるでしょう。
しかし、目が見えづらくなった本当の原因は何なのでしょうか?
近視、遠視、乱視などの屈折異常によるものなのか、それとも他の目の病気によるものなのかは、眼科医でないと正しい診断ができません。
もし視力低下の原因が緑内障や糖尿病網膜症などの病だった場合、「メガネをかければ見えるから」と眼科を受診しないまま症状が進行し、気づけば失明の危機にさらされるという可能性もあり得ます。
目の見えづらさを感じたら、まずは眼科医にご相談下さい。

保護者の方にお願い

お子さんの遠視治療は小学校低学年までに行っておいて下さい。早期にきっちりと治療しておかないと、弱視を招く可能性が高くなります。
また、弱視においても3歳ぐらいまでに発見でき、適切に処置をすれば視力を回復させることが可能です。乳幼児の段階でお子さんの視力の発達に不安を感じたら、一度眼科を受診してみて下さい。

老眼鏡について

人は年を重ねると、物を見る時にピント合わせを行う水晶体の弾性が低下。ピントが合わなくなり新聞や本などの文字が見えにくくなります。これが「老眼」と呼ばれるもので、だいたい45歳ぐらいから始まります。
中には重大な病が原因の視力低下もありうるので、「老眼かな」と思ったら、自己判断せずにまずは眼科医の診察を受けて下さい。

処方の流れ

1.屈折検査(度をはかります)

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2.視力検査(視力をはかります)

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3.診察(眼球自体や先天性の異常などを診察していきます)