2017.06.28更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
今日は、高齢者における外出時のロービジョンケアについて考えていきたいと思います。

加齢によって視力が低下することは至って普通のことです。
メガネなどで視力矯正を行い、外出するというのがロービジョンケアとしては第一となります。
そして、それを行った上での視力が0.1までは、基本的に何も問題がないはずです。
しかし、0.05ぐらいになってくると、3メートル以内のものぐらいしか把握できなくなります。
0.01 近くになってきますと、不慣れな道では危険な状況です。
慣れた場所であれば、車道と歩道の区別はつくといわれています。

ただ、0.01ぐらいになったとしても、「歩けない」ということはありません。
しかし前述のように、周辺の障害物や状況を把握するのが困難となってきますので、衝突・転倒などに注意が必要になってきます。

つまり0.05以下の視力になってきますと、私の見解とすれば多くの場合、一人で外出をするというのは、極めて難しくなってくると感じます。
家族やボランティアの方などに助けていただき、同行していただくのが理想的です。

そしてなるべく夜間の外出は控えること。
これは、0.05以上の視力があっても言えることです。

投稿者: わたなべ眼科

2017.06.22更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
加齢が進めば、老眼がはじまるのは当たり前のことです。
早い方ですと40歳前半ぐらいから老眼がはじまります。
医療が進み人間は長生きになったのですから、視力ももうちょっと守れるように変化すれば嬉しいものですが、テレビやゲーム、パソコン時代ですから、若い方も目が悪くなる方が多いですし、もちろん歳をとればとるほど、年齢的に多い疾患が増えていきます。

そこで本日は、60歳以上の高齢者に多くなる眼疾患をご紹介したいと思います。
一番多いのが緑内障です。
それもこれからお話する疾患と違い、60歳代・70歳代における有病者数が多いのが特徴です。
生活習慣病である糖尿病患者の増加に伴い、糖尿病網膜症も増えております。
わたなべ眼科におきましてもこの二つの疾患患者様は多いです。

そして加齢黄斑変性、白内障も高齢者に多い疾患です。
当院では白内障の日帰り手術を得意としておりますので、白内障の患者様は特に多いです。

年齢に伴う疾患の可能性があるとお感じの方は、なるべく早くご受診いただきたいです。
病気はどんな疾患でも、早期発見・早期治療がベストです。
お気軽にご相談ください。

投稿者: わたなべ眼科

2017.06.15更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
先日、高齢者のロービジョンケアについてお話をさせていただきました。
わたなべ眼科としては、メガネやコンタクトレンズなどの視力補助具を使って視力を適正に近づけていくことや、白内障などの治療を行うことで視力を取り戻すなど、高齢化社会において、さまざまなロービジョンケアを行っています。
よく「人は必ず一生に一度は眼科にお世話になる」といいますが、高齢化を考える上で、これは本当のことだなと感じます。

わたなべ眼科でできる範疇で、いつまでも視力をキープできればそれは理想的なのですが、残念ながらどうしても「これ以上、裸眼視力を取り戻すことはできない」という状況になる患者様がいらっしゃいます。
この場合、残された視力で生活を営んでいく必要があるのです。

人は視力が 0.01 以上あれば視力を情報源として使った毎日を送ることができるとされています。
ですので、わたなべ眼科のミッションとしてはこの視力を守ることが重要視されます。
しかし、0.01 以下の視力になってしまう場合、視力に頼らない生活を考えていかなければならなくなります。
道具を駆使する、生活訓練を受ける、テレビやラジオなど聴覚からの情報に頼る、家の中の動線を考えて、安全に移動しやすく工夫するなど、さまざまな方法があります。

投稿者: わたなべ眼科

2017.06.09更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
ここ数回のコラムで書かせていただいておりますロービジョンケアというのは、日本が高齢化社会に突入している今、高齢者の方々にとっても重要なものとなってきています。

現在、日本国民の5人に一人が65歳以上の高齢者であるといわれています。
これぐらいの年齢になりますと、たとえば老眼は当然のことです。
つまり誰しもが裸眼における視力という部分において、なんらかの「困り感」をお持ちになるわけで、つまりはロービジョンケアを必要とする対象者といってもよいわけです。

でも老眼であればひとまずは老眼鏡を使用することで、その困り感を解消できることになります。
しかし、一度作った老眼鏡がずっと使えるかといえばそうではなく、やはりジリジリと老眼が進んでいったり、いわゆる老化であるのですが目の屈折度に変化が生じ、乱視が入ってきたりと、定期的に視力検査を行い、必要であればメガネを作り直す、レンズを交換するというケアが必要になってきます。
それ以外にも高齢者特有の眼疾患などが発症すれば、それに対するロービジョンケア、つまり治療が必要になってきます。

投稿者: わたなべ眼科

2017.06.01更新

先日、ロービジョンケアの概要についてお話ししましたので、もう少し具体的そして実際的なお話をご紹介したいと思います。

前回、視覚をできる限り正常値に持っていくために、治療や視力矯正などの医療的措置を行いますが、それ以外にも教育や職業、社会・福祉の側面、そして心理面と幅広い方向性における支援そしてリハビリテーションを行っていくことをロービジョンケアであるとご説明しました。

では、教育や職業という部分において、どのようなことなのかということですが、特別支援学校、職業訓練施設などを患者様に提供し、リハビリテーションおよび就業可能な職業の模索やそのためのトレーニングを行っていきます。

社会・福祉面においては、身体障害者手帳の交付や障害年金の受給で、患者様に生活のしやすさと安心を与えます。
また、視覚補助具、音声機器、触読機器などの行政的な提供や、公共の場において点字を用意するなどの配慮も重要です。

心理面は、患者様の困り感をしっかりと医師やリハビリスタッフが把握し、心の支えとなりケアを行っていく、自治体などのサポートも重要になってきます。

このようなお話をすると、ロービジョンケアとは、視覚にかなり障害をお持ちの方の話に聞こえるかもしれませんが、実際は単純に視力が悪いという方に対しての医療や生活面のサポートも、十分ロービジョンケアといえます。

投稿者: わたなべ眼科

2017.05.27更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
今日のコラムでは、ロービジョンケアについてお話をさせていただきたいと思います。
ロービジョンケアという言葉自体、おそらく皆様はご存知ないのではないかと思います。

わたなべ眼科へご来院される患者様は、なにかしらの目の異常をお持ちであったり、コンタクトレンズの処方をお望みであったりするわけですが、その中でも比較的多くの方が視覚の障害を感じ、それにお困りになってご来院なさっているという状況です。

この視覚、つまり視力、明暗、視野、固視、色覚、眼球運動などにおける機能障害が起こると、当然ですが日常生活に支障をきたすわけです。
視覚は人間が生きていく上で大切とされている五感、(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の一つであるわけですから、当然のことです。

この視覚をできる限り正常値に持っていくために、眼科医は治療や視力などの矯正を行うわけですが、このような医療的な部分を含め、それ以外にも教育や職業、社会・福祉の側面、そして心理面と幅広い方向性における支援そしてリハビリテーションを行っていくことをロービジョンケアといいます。

投稿者: わたなべ眼科

2017.05.24更新

今日は先日の引き続き、VDT症候群(IT眼症)の検査についてのお話です。
基本的な検査以外にも、さまざまな検査をしてVDT症候群か否かを判別します。

まずは近見検査です。
VDT症候群にならないためには、近くを見る時の視力が正常かどうかが重要になってきます。
また遠くから近くを急に見たときの、目のピント調節機能を確認する検査も大切です。

次に前眼部検査です。
目の前部に何らかの異常がないかどうかを確認します。
異常があるとなると、VDT症候群以外の病気や炎症を疑う必要があるからです。
涙の量もチェックします。
涙の量が正常でないと、VDT症候群になりやすいのです。

そして眼球運動検査を行っていきます。
目が上下左右にスムーズに動くかどうかの検査です。
この動きがスムーズでない場合、VDT症候群になりやすいといわれています。
同じく斜視もVDT症候群の原因となりやすいので、眼位検査を行い斜視があるかどうかも確認します。

あとは、瞳孔検査と対光反射検査を行います。
瞳孔は光の入り方によって大きくなったり小さくなったりするわけなのですが、VDT症候群である場合、この瞳孔の動きがおかしくなります。
これをチェックするのです。

このように、さまざまな検査を行い、VDT症候群なのかどうかを確認していきます。

投稿者: わたなべ眼科

2017.05.21更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。

今回次回に分けて、近年患者数が増えてきているVDT症候群(IT眼症)の検査の方法をご紹介していきたいと思います。

 


まずは、基本的な検査を行います。

基本的な検査とは、VDT症候群ということではなくても眼科で必ず行うといってもよい検査です。

最初は、視力検査です。

患者様ご本人の正確な視力を把握します。

VDT症候群であるかどうかを判別する一つの検査のツールではありますが、視力検査はとても重要です。

というのも、本来の視力に合ったメガネやコンタクトレンズを使用していないとなった場合、それがすべての引き金となって疲労が起こり、VDT症候群になってしまっているということもあり得るからです。

 


次に眼圧検査を行います。

これは、患者様が訴える痛みが、緑内障なのかVDT症候群なのかを判別するためにとても重要です。

 


そして眼底検査を行います。

これもよく行う一般的な検査ではありますが、患者様が感じている異常が、そもそもの組織や視神経に問題があって起こっているものではないのかを確認するために重要です。

それらに問題があり起こっている異常となれば、VDT症候群ではなく他の病気の症状であるという可能性も考えなければならなくなるからです。

投稿者: わたなべ眼科

2017.05.11更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
今年のゴールデンウィークは、長い方ですと9連休であったと思います。
長期の旅行へ出かけた方も多いのではないでしょうか?

旅行からご帰宅される方が多いこの時期、目のトラブルで多いのが「目がゴロゴロする」というような症状です。
海などで行うアクティビティ。
そのときにおそらく砂やホコリ目に入って、その砂で眼球に傷がついてしまい鈍い痛みや違和感を覚えるのです。
ものすごい激しい痛みではないものの、寝ている時以外ずっと感じる違和感に、不自由さを患者様は訴えられます。

このような症状は、基本的には自然治癒を待つよりほかにありませんが、状況がどの程度深刻かどうかを判断しなければなりませんので、早めにわたなべ眼科へご来院いただければと思います。
そして、これ以上ひどくならないように、少しでも治癒が早まるように、点眼治療を行ってまいります。
傷が深いと治癒に時間がかかるケースもあります。

投稿者: わたなべ眼科

2017.04.25更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
先日からお話をしております、VDT症候群(IT眼症)。
今日はその治療法について、お話をしてまいりましょう。

まずVDT症候群は身体のいたるところ、そして精神的な面までにも症状が及びますが、その大きな入口となっているのは目です。
眼精疲労を抑制し、目の潤いを豊かにすることを眼科治療ではおこなっていきます。
点眼薬や、緊張をほぐす効果が見込める内服薬を処方いたします。
また、液晶モニターが発するブルーライトから目を保護することが重要ですので、患者様には、日常的にブルーライトをシャットアウトできる効果のあるメガネの使用を促します。

また治療ではありませんが、VDT症候群は日常的な患者様自身の予防と対策が重要になってきます。
パソコン業務やゲームは、あまり根を詰めて長時間やりこまないようにしましょう。
そして、時間を決めて目を休め、軽い運動を行います。
室内はまぶしく感じない程度に明るくし、パソコン画面との距離を40センチ以上開けるようにデスクや椅子、パソコン配置を考えます。
そしてパソコンを見る目線は、少し下向きがベストです。
加湿器などで乾燥を予防し、目に潤いを与えます。

投稿者: わたなべ眼科

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