2017.04.25更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
先日からお話をしております、VDT症候群(IT眼症)。
今日はその治療法について、お話をしてまいりましょう。

まずVDT症候群は身体のいたるところ、そして精神的な面までにも症状が及びますが、その大きな入口となっているのは目です。
眼精疲労を抑制し、目の潤いを豊かにすることを眼科治療ではおこなっていきます。
点眼薬や、緊張をほぐす効果が見込める内服薬を処方いたします。
また、液晶モニターが発するブルーライトから目を保護することが重要ですので、患者様には、日常的にブルーライトをシャットアウトできる効果のあるメガネの使用を促します。

また治療ではありませんが、VDT症候群は日常的な患者様自身の予防と対策が重要になってきます。
パソコン業務やゲームは、あまり根を詰めて長時間やりこまないようにしましょう。
そして、時間を決めて目を休め、軽い運動を行います。
室内はまぶしく感じない程度に明るくし、パソコン画面との距離を40センチ以上開けるようにデスクや椅子、パソコン配置を考えます。
そしてパソコンを見る目線は、少し下向きがベストです。
加湿器などで乾燥を予防し、目に潤いを与えます。

投稿者: わたなべ眼科

2017.04.21更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。

まだまだ花粉症がきついという方も多いかと思います。

花粉症によって目が痒くなってしまう方はたくさんいらっしゃると思いますが、痒くても目をこすってはいけません。

目をこすったところで、痒みがおさまるわけではありませんし、目頭に炎症が起こってしまったりいたします。

痒いどころか痛みまで併発してしまっては大変です。

気を付けていきましょう。

 


今日は先日ご説明いたしましたVDT症候群(IT眼症)の原因について、お話していきたいと思います。

原因はズバリ!パソコンです。

長時間のパソコン作業が、VDT症候群を引き起こします。

そしてパソコンだけでなく、ゲームなどのやりすぎも原因となります。

スマーとフォンもタブレットも同様です。

やりすぎ、根を詰めすぎれば、VDT症候群の原因となります。

ここまでご説明しましたので、もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このVDT症候群は今、お子様にも増えており、それが大変問題となっています。

投稿者: わたなべ眼科

2017.04.18更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
皆様はVDT症候群というものをご存知でしょうか?
あまり聞き慣れない名前かもしれませんが最近、VDT症候群の患者様が大変増えております。

VDT症候群のVDTとは「ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル」の略です。
私の所属している日本眼科医会などでは、IT眼症とも呼んでおります。

今、仕事などでパソコン作業が長時間にわたる方が増えていると思います。
このパソコンの長時間作業によって、目はもちろん身体や精神的な部分にまでダメージを受ける病気です。

ドライアイや眼精疲労、目がかすんだりぼやけたりする、視力低下などの目のトラブルからはじまり、倦怠感、肩こり、手首や指の痛みやしびれ、生理不順、下痢、食欲低下などの肉体的なダメージ、そして心身症や神経症、なんだかイライラするなどの精神的な問題など、症状としては多岐に渡ります。

目の症状だけでも大変なのですが、大体の患者様がさまざまな症状を併発していますし、パソコン時代において、なかなかその原因を取り除けない立場に置かれている方が多く、根本的な完治が難しいという問題を含んでいるのがVDT症候群の特徴です。

投稿者: わたなべ眼科

2017.04.10更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
新年度のこの時期は、いろいろ忙しくて体力が低下してしまっている人が多いようで、ものもらいになってしまう方が多い季節です。
今日は前回のコラムに引き続き、ものもらい(麦粒腫)になってしまったときの治療法をお話したいと思います。

ものもらいの治療は、基本的には投薬治療となります。
黄色ブドウ球菌を殺菌しなければなりませんので、抗菌点眼薬や抗菌眼軟膏を処方いたします。
ものもらいが重症の場合、抗菌内服薬を飲んでいただくこともあります。
またこれは稀なケースですが、ものもらいの症状があまりにも重度ですと、切開をして膿を出すといった外科的な治療を行うことがあります。

ものもらいは、意外と完治まで時間がかかります。
大体早くて1週間、長いと2週間ぐらいで治ります。
毎日医師の指示通り、投薬を継続することが完治までの早道です。
また、患部を清潔ではない手でこすったりいじったりすると、なかなか治りません。
気になるとは思いますが、そこはぐっと我慢です。

ものもらいかも?と思ったら、なるべく早めにわたなべ眼科をご受診ください。
ひどくなる前に治療をスタートしましょう。

投稿者: わたなべ眼科

2017.04.03更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
先日のコラムではものもらい(麦粒腫)について、ご説明させていただきました。
本日はそのものもらいの原因について、お話したいと思います。

まずお伝えしておきたいことがあります。
それは、ものもらいは人からうつるものではないということです。
つまり学校や会社を休んだり、人にうつらないようにと気をもむ必要はございません。
呼び名である「ものもらい」という表現から、人からうつる伝染病的なイメージが先行しているのだと思います。
患者様も「ものもらいですね」とお話をすると、「どこからもらっちゃったのだろう?」とおっしゃる方が多いです。
また患者様にはそのとき、きちんとお話をするので良いのですが、周囲にものもらいの方がいるとその方との接触を避けようとされる方がいます。
その必要性はまったくございませんので、ご安心ください。

ものもらいの原因の多くは黄色ブドウ球菌です。
これはもともと私たちが身体の有している菌で、普段はなんら問題のない菌なのですが、抵抗力が落ちているときや目を負傷してしまっているときなどに、目のところにある脂や汗を出す腺に感染してものもらいができてしまうのです。

投稿者: わたなべ眼科