2016.09.29更新

使い捨てコンタクトレンズが登場する前、使い方の問題や汚れやたんぱくの付着によって感染症を発症する患者様が急増してしまい、そのリスクを回避し、衛生的かつ安全に患者様が使えるものが必要という流れで使い捨てコンタクトレンズが登場したというお話は、以前こちらのコラムでさせていただきました。

ここで私が強く注意喚起させていただきたいことが、使い捨てコンタクトレンズは「感染症リスクを回避し、衛生的かつ安全に患者様が使えるもの」でありますが、それはあくまでも決められた使用日数を守り、手入れが必要なものに関してはきちんと手入れをするということを行わなければ、「感染症リスクを回避し、衛生的かつ安全に患者様が使えるもの」では一切なくなります!

最近この辺りのことが、適当になっていると言いますか、守って使っていただけていない傾向が、コンタクト愛用者の中で広まっているように感じます。
実際、「決められた使用日数を守り、手入れが必要なものに関してはきちんと手入れをする」という基本的なことを怠ったために、ご来院となったのであろうという患者様を今まで何人も診てまいりました。

コンタクトは便利なものですが、使い方を誤ると大変なことになります。
手入れや決められた使用日数については、しっかり守るようにしましょう。

投稿者: わたなべ眼科

2016.09.26更新

皆様こんにちは!広島県廿日市のわたなべ眼科です。
コンタクトレンズを選ぶとき、多くの方はどのような点を気にしているのでしょうか?
インターネット調査・ネットリサーチのマイボスコム株式会社が2013年に調査した結果によると、選ぶ際のポイントとして一番多かった意見が「価格の安さ」で46.2パーセントでした。

確かに使い捨てコンタクトとなると、「消耗品」です。
価格を無視できないというのは、痛いほどわかります。

でも私が、一番気にしていただきたいのはメーカーです。
「メーカー・商品ブランド」が価格に続く二番目に多かった意見となっています。
わたなべ眼科では、やはり信頼のおけるメーカーの商品にこだわっております。
やはり目に装着する者だけに「安全性」が一番重要ではないかと感じます。

ちなみに三番目に挙がっている意見も重要だと感じます。
それは、「装着感」です。
患者様の目にはそれぞれ個性があります。
その個性に合った製品を選ぶことがつまり、装着感の良い製品を選ぶことにも繋がります。
そのためにはやはり、プロである眼科医の診察が必要不可欠です。
コンタクトレンズは、安心してわたなべ眼科にご相談ください。

投稿者: わたなべ眼科

2016.09.21更新

広島県廿日市のわたなべ眼科です。
先日コンタクトの普及率についてお話をいたしましたとき、若い方の方が普及率が高いというお話をいたしました。

では今、中高生のコンタクトレンズ普及率はどのような感じなのでしょうか?
日本眼科医会が行った調査で、少々古いものになってしまうのですが、平成12年、平成15年、平成18年に全国の中高生を対象に行っている「コンタクトレンズ装用状況に関する調査」では、中高生の普及率が年々アップしていることが分かっています。
もうそこからさらに10年が経過しておりますから、おそらくもっと使用率は上がっていると考えられます。

わたなべ眼科にも、多くの中高生がご来院されています。
特に中学生よりも、高校生の患者様が増えたなという実感があります。
高校生となると、勉強も本格的になっていきますし、なにより見た目も気になるお年頃です。
高校生の視力矯正には、コンタクトレンズがピッタリかもしれません。

学業や遊びに忙しい中高生のコンタクト選びは、やはり一日使い捨てタイプにするのがベストでしょう。
コンタクトレンズを検討中の学生の方はぜひ、わたなべ眼科へいらしてください。

投稿者: わたなべ眼科

2016.09.14更新

広島県廿日市のわたなべ眼科です。
9月に入りましたが、そうとは思えないほど毎日暑いです。
わたなべ眼科のメンバーは暑さに負けず、元気に過ごしております!

前にこちらのコラムで、使い捨てコンタクトが普及したことで、コンタクトレンズの人口が増えたとお話をさせていただきました。
では今、具体的にどのぐらいの使用率なのでしょうか?

インターネット調査・ネットリサーチのマイボスコム株式会社が2013年に調査した結果によると、コンタクトレンズの使用率は25パーセントでした。
メガネだけの方の47.6パーセントと比較するとやはり劣りますが、それでも4人に1人がコンタクトを愛用しているということが分かり、コンタクト使用率の高さを感じます。
また、この調査は広い年齢層で行われたもので年齢が若い層の場合、コンタクトレンズの使用率が50パーセント近くまで跳ね上がることも調査結果として残っていました。
男女比はそれほどありませんでしたが、若干女性の方がコンタクトレンズ派が多いようです。

投稿者: わたなべ眼科

2016.09.08更新

使い捨てコンタクトが登場した理由を、先日お話ししました。
しかし、昔からのコンタクト事情を知っている患者様にとっては、使い捨てではない昔のハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズは大変高価なものであり、その高価なものが使い捨てになって登場するなんて、想像できなかったと思います。
「なぜ使い捨てコンタクトレンズが実現かできたのであろう」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

技術的な部分でいいますと、ソフトコンタクトレンズが市販化できた段階で、ほぼ完成形に近かった状況です。
しかし使い捨てコンタクトレンズとなると、必要枚数が大変な数になります。
安定的に供給できることと、コストダウンして商品価格を抑える必要が出てきました。
それを作り上げる技術とシステムつくりが重要ポイントとなりました。

でも使い捨てであるという利点を活かして、丈夫さと汚れの付きづらさを追究しなくてよくなり、水分量をアップしたり素材を薄くすることも可能になりました。
そのように使い捨てを実現するために、試行錯誤する時間が必要ではありましたが、問題がすべてクリアとなり、使い捨てコンタクトレンズが登場しました。

ですので、「昔ながらのソフトコンタクトレンズ=使い捨てコンタクトレンズ」ではないのです。
耐久性や汚れの付き具合も異なります。
そう考えれば、使い捨てコンタクトレンズが安価で供給できていることも、ご納得いただけるのではないかと思います。

投稿者: わたなべ眼科