こんにちは。
廿日市市で開業している「わたなべ眼科」の院長、渡辺渉です。
みなさんは、目の病気と聞くとどんな病気を思い浮かべるでしょう。
白内障や緑内障といった、比較的大きな病気を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。やはり怖い病気というのはテレビや新聞でも取り上げられることが多いので、知っている人もたくさんいらっしゃるのでしょう。
でも、実際にはあまり知られていない病気もたくさんあります。
例えば、「春季カタル」という病気があります。聞いたことありますか?
小中学生の男の子に多い病気なので、そのくらいのお子さんをお持ちの方はご存知かもしれませんね。
これはアレルギー性結膜炎の一種で、上まぶたの裏にぶつぶつができてしまい、痛みやかゆみが現れる病気です。
それほど症状が重くなければ、抗アレルギーの点眼薬やステロイド点眼薬、免疫抑制剤点眼薬といった目薬で治療に当たります。ただ、重症の場合は結膜下注射や内服といった治療をすることもあります。場合によっては、結膜乳頭切除術という手術を行うケースまであります。
自覚症状があるので放っておくことは少ないと思いますが、異常を感じたら必ず眼科にかかるようにしてくださいね。ちなみに、春季とついていますが、春以外にも発症するのでお間違いなく。
2015.10.26更新
春季カタルってどんな病気?
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